メンタルヘルスナビ

2011年01月17日

うつ病の原因

うつ病には3つのタイプがあり、発症原因がそれぞれ異なると言われています。

1)身体因性うつ病
他の病気が元にあり、二次的に起こるうつ病です。
脳に気質的障害がある気質的うつ病や、感染症が原因の症状性うつ病があります。
また、病気で飲んでいる薬がうつ状態を引き起こすこともあります。
例えば、C型肝炎の治療薬であるインターフェロンや、全身性エリテマトーデスや慢性関節リウマチなどの膠原病の治療に使われるステロイド薬(副腎皮質ホルモン剤)、さらに血圧降下剤や経口避妊薬などが挙げられます。

2)内因性うつ病
個人の体質や遺伝が原因のうつ病です。
躁と鬱を繰り返す二相性うつ病や、高齢で発症する退行性うつ病があります。
原因のわからないうつ病を内因性に含めることも多いです。

3)心因性うつ病
強い精神的ショックなど、こころの状態が原因で起こるうつ病で、長期のストレスが原因の疲弊性うつ病や、神経症的うつ病などがあります。

また、ストレスなど外界からの刺激を受けたとき、脳の大脳皮質から分泌される神経伝達物質のひとつであるセロトニンの放出量が、何らかの原因で少なくなり、セロトニン不足が長期間続くとうつ病になると言われています。

うつ病の原因はまだまだはっきりとはわかっていませんが、少なくとも発病のきっかけや引き金となる心理的・環境的要因があることはわかっています。
例えば、マイホームの入手や転勤などがきっかけで起こるのは引越うつ病と言われ、いままでの生活環境や人間関係が変わることによるストレスの影響が大きいと言われています。
他にも、昇進がきっかけとなる昇進うつ病、子供の独立と更年期障害が重なった50才前後の女性に起こる空の巣症候群などがあります。

【うつ病になりやすい性格傾向】
うつ病になりやすい性格傾向があると言われています。
よく指摘されるのが、循環気質とメランコリー親和型と執着気質です。
循環気質(躁うつ性格)は、爽快(活発)と悲哀(緩慢)という2つの傾向を持ち、現実的で環境に順応しやすい性格と言われています。
メランコリー親和型は、几帳面で堅実、勤勉で責任感が強く、律儀で誠実、他人に気を配り世話好きといった性格です。秩序にこだわると言われています。
執着気質は、集中力があり凝り性、ものごとを徹底してやらないと気がすまない、正義感や責任感が強いといった性格です。

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posted by にこ at 19:00| Comment(17) | うつ病(鬱病) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月16日

うつ病の症状

うつ病は心の風邪と言われるくらい誰にでも起こりうる心の病気です。
うつ病の発症のきっかけとしては、大切な人の死や、失恋、リストラ、離婚などのショックや長期のストレス以外にも、昇進や結婚、新居への引越しなどの環境変化も、それが心理的負担となり(無意識的にも)、うつ病を引き起こすことがあります。
また、老化や女性では出産や閉経など、体の変化がきっかけになることもあります。

うつ病の症状で代表的なのは抑うつ状態です。
憂うつ、気分が滅入る、元気が出ない、なんでもくよくよ悲観的に考える、焦燥感や不安感や、全て自分が悪く申し訳ないというような自責感などがあります。
また、意欲が低下し、何もする気がなくなり、他人と会いたくなくなり、好きなことや趣味、新聞やテレビなども煩わしく感じるようになります。
精神活動が低下し、集中力、注意力、判断力などが低下し、さらに悪化すると絶望感に浸り、死にたいと自殺を考えるようになります。
健康な心は刺激を受けてへこんでも(気分が落ち込んでも)元に戻そうとしますが、うつ病になると跳ね返す気力がなくなり、へこんだまま刺激を受け続けてしまうのです。

うつ病の身体的症状は、代表的なものが睡眠障害と食欲不振です。
特に早期覚醒と言い、夜中に目が覚めてそのまま朝まで眠れなくなる症状が多く出ます。
他にも体がだるくて疲れやすい、頭が重い、動機や息苦しさを感じる、寝汗や、のぼせ、冷えなどの身体症状を訴えることもあります。

うつ病は、専門医の治療を受ければ治る病気です。
多くの場合、苦しい状態は数週間で回復し、3ヵ月ほどでかなりの回復が見られるようになります。
ただし、うつ病の初期と直りかけのころに、自殺の危険があるので注意が必要です。
また、うつ病は怠けと感違いされることも多く、周囲の理解が必要です。
特に、叱咤や激励の言葉は、本人の負担になり症状をかえって悪化させるので厳禁です。のんびりとおおらかに見守ることが大切なのです。

posted by にこ at 20:00| Comment(0) | うつ病(鬱病) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月15日

うつ病(鬱病)

うつ病は、現代人なら誰でもかかる可能性のある、ありふれた病気のひとつと言えます。
うつ病は心の風邪といわれる所以です。
しかし、うつ病になったり、家族にうつ病患者がいる場合、深刻な事態になることがまだまだ多いです。
うつ病はきちんと治療を受ければ治る病気ですが、再発しやすい病気でもあります。
うつ病に対しては、早期発見と早期治療が特に重要です。
ありふれた病気だからと、軽くみることなく、専門医に見てもらい治療を受けること、そして家族・職場など、周囲の人たちのうつ病に対しての理解も大切です。


posted by にこ at 18:00| Comment(0) | うつ病(鬱病) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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