メンタルヘルスナビ

2011年01月11日

ストレスとホルモン

ストレスが大脳皮質で感知されると、大脳皮質は神経伝達物質(ノルアドレナリン、アドレナリンなど)を分泌し、それを受けた視床下部が、脳下垂体にホルモンの分泌を促す指令を出します。
脳下垂体は、副腎皮質刺激ホルモンなどの各種刺激ホルモンを放出し、それを受けた副腎皮質や甲状腺、膵臓、卵巣、精巣といった内分泌腺が各種ホルモンを分泌して、体の代謝を円滑にし、全身がうまく活動できるように調節します。

暑さや寒さなどの外部環境の変化に対して、体は全身の器官が協力して、常に安定した状態を保とうとします。
これを生体恒常性の維持機能(ホメオスターシス)と言いますが、このホメオスターシスが働くためには、神経系とともにホルモンが大変重要な役割をします。
中でも特に重要なのが、副腎皮質から分泌される抗ストレスホルモンであるコルチゾールと、副腎の髄質から分泌されるアドレナリンです。
コルチゾールは、抗炎症作用があるほか、肝臓のグリコーゲンを増加させたり、血圧を上げる作用があるホルモンです。
アドレナリンは、血管を収縮させたり、瞳孔の拡大、血圧上昇、腸弛緩、気管支拡張、心拍数増加などの作用があります。

これらのホルモンは、外的やストレスから体を防御するために働きます。
しかし、ストレスが強すぎて、内分泌腺がホルモンを分泌し続けた結果、内分泌機能が働かなくなりホルモン分泌不足になると、体の防御能力が落ちてしまいストレス病が起こると考えられています。

posted by にこ at 17:23| Comment(0) | ストレスについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月13日

 ストレスと脳

あらゆるストレスは最終的に脳の大脳皮質で感知されます。
すると、そこから神経伝達物質が分泌されます。
神経伝達物質には、怒りに対して分泌されるノルアドレナリン、恐れや驚きに対して分泌されるアドレナリン、うれしさや楽しさに対して分泌されるドーパミン、眠気にたいして分泌されるセロトニンなどがあります。
これらの神経伝達物質は脳の視床下部(ホルモン分泌や自律神経の中枢であり、体温や食欲、血圧などをコントロールする器官)に伝えられ、視床下部は、これらの情報を受け取ると、それにしたがって体温を上昇させ、食欲を減少させ、血圧を上げたり(交感神経優位にする)、逆に体温を下げ、食欲を増進し、血圧を下げたり(副交感神経優位にする)します。
このように体は、ストレスを受けた心の働きを密接に反映します。
ストレスを受けた心のトラブルが体の異常として現れるのが、心身症などのストレス病(こころの病気)です。

posted by にこ at 21:00| Comment(0) | ストレスについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月12日

ストレスと自律神経

体の神経系は脳と脊髄による中枢神経と、抹消神経に大きく分けられます。
抹消神経は、手足を動かすなど意思によってコントロールできる体性神経と、呼吸や血液の循環といった、意思とは無関係に働く自律神経に分かれます。
自律神経はさらに交感神経と副交感神経の2つに分けられます。
交感神経は主として、闘争や恐怖などの緊急時に活動する神経系であり、副交感神経は、安静時にエネルギーを保存するように作用する神経系です。
交感神経と副交感神経は、一方が器官の働きを活発にすれば、他方はその器官の働きを抑える役割をします。
たとえば、心臓の拍動は、交感神経が働くと心拍数が早くなり、副交感神経の働きはこれを抑えて心拍数を遅くします。
消化活動(胃液、膵液の分泌)では、逆に副交感神経が優位になると、これらの分泌が活発になり、交感神経が優位になると、分泌を抑えます。
このように、交感神経と副交感神経の両者が、うまくバランスを取り、調整することによって体の健康が成り立ちますが、持続的なストレスなどの原因で、両者のバランスが崩れると、自律神経失調症や心身症、神経症といった心理的・身体的症状が現れるようになります。

posted by にこ at 11:00| Comment(0) | ストレスについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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